2024年度第5回定例会を開催いたしました
2025年2月16日に、2024年度第5回定例会を開催しました。
今回は、本研究会の会員である、神原咲子先生(神戸市看護大学看護学部 災害看護・国際看護学分野 教授)より、「第8回世界災害看護学会国際学術集会を振り返って」と題し、ご発表いただきました。
去る2024年11月29日〜12月1日、神戸市看護大学にて第8回世界災害看護学会国際学術集会が開催され、神原先生は大会長を務められました。
神原先生は、アジア地域におけるプライマリヘルスケアや災害看護、デジタル看護等の幅広い活動を行われており、専門分野である災害看護の中で国際看護を叫んでおられます。今回の大会は、それらのご経験が凝縮されていました。
学会開催期間中は、「Resources for Disaster Preparedeness and Nursing in Community」を発見できるようなしかけや、災害時には避難マップを作成され、市民が参加できる工夫が光りました。
災害看護は他分野との協力が不可欠です。幅広い分野や地域の人々と協働することの重要性が多くの方に伝わるご発表でした。
定例会終了後、対面参加者は懇親会を開催し、楽しいひと時を過ごしました。
国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、大学学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。
今後もどうぞお気軽にご参加ください。
2025年4月19日(土)13:30~2025年度第1回定例会を開催します
下記の通り、2025年度第1回定例会を開催します。
日時:2025年4月19日(土)
第一部:13:30~15:00
【内容】
講演者:特定非営利活動法人アムダ GPSP推進戦略局 ネパール担当部長 ジョシ アルチャナ さん
テーマ:「在日ネパール人の健康課題」
第二部:15:00~16:00(会員のみ)
場所:JICA関西 3階セミナー室31・32
(https://www.jica.go.jp/domestic/kansai/office/access.html)
開催方法:対面+オンラインのハイブリッド形式
(後日、申し込み頂いた方に参加者用リンクをお送りいたします)
参加費:どなたでも無料
申し込み方法:下記リンクまたは添付チラシのQRコードより、4/11(金)までにお申し込みください。
https://forms.gle/uZBR9v8HmhdWFUcG7/
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。
2025年2月16日(日)13:30~2024年度第5回定例会を開催します
・日時:2025年2月16日(日)13:30~15:00
【内容】
https://www.consortium.or.jp/
・参加申込:下記リンクまたはポスターのQRコードより、
定例会終了後、17時頃~19時頃に、京都駅周辺で懇親会を予定しております。
活動報告はどなたでも無料にて参加可能です。

第8回世界看護学会国際学術集会にて、グローバルまちの保健室を開催しました
2024年11月29日(金)~12月1日(日)、神戸市看護大学にて、第8回世界災害看護学会国際学術集会が開催されました。
学術集会は、本研究会の会員である神原咲子先生が大会長を務められました。
国際地域看護研究会では、11月30日(土)、12月1日(日)に、学術集会会場にて「グローバルまちの保健室」を開催しました。
当日は、海外からの参加者を含む、ブースにお越しいただいた方に骨密度測定等を行い、健康について関心を持っていただく機会になりました。
研究会からは会員がボランティアとして運営に携わり、災害看護や国際地域看護に関する交流を行う機会にもなりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
2024年度第3回定例会を開催いたしました
2024年10月19日に、第3回定例会を開催しました。
今回は、小笠原理恵先生(大阪大学大学院特任講師)より、「
マイノリティ住民には、言葉の壁、こころの壁、
中国帰国者へは終戦から36年経ってから本格的な帰国支援が開始さ
医療現場において、中国帰国者は、医師との対話不足、適切、
小笠原先生の調査からは、
同化政策は主体性の欠如がもたらす脆弱性に繋がっていました。
マージナル(境界)な集団にこそ、
中国帰国者の抱える課題は、
国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、大学学部生、
どうぞお気軽にご参加ください。
2024年10月19日(土)13:30~2024年度第3回定例会を開催します
下記の通り、2024年度第3回定例会を開催します。
・日時:2024年10月19日(土)13:30~16:30頃
第1部:特別講演13:30~14:45、第2部定例会:15:00~16:30頃
*第2部は会員のみ参加いただけます。
・開催方法:対面・オンラインハイブリッド形式
・会場:関西医科大学看護学部 看護学部棟3階大学院講義室1
*アクセスはポスターをご参照ください。
・担当世話人:高橋芙沙子、李錦純(関西医科大学看護学部)
・活動・研究報告:
特別講演「日本社会のマイノリティヘルスー中国帰国者の高齢化を中心に」
(大阪大学大学院特任講師 小笠原理恵 先生)
・参加申込:下記リンクまたはポスターのQRコードより、10/17(木)12時までにお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdOu2TUPSCM0f6KNDn8jkll07ajJjo_Jnb7-MANQaDCwDEOxQ/viewform
*オンライン参加をお申込みの方へ、前日までにZoomリンクを送付します。
活動報告はどなたでも参加可能です。
どうぞお気軽にご参加ください。
2024年度第2回定例会を開催いたしました
2024年7月20日(土)、対面およびオンラインにて2024年度第2回定例会を開催いたしました。
今回は2つのテーマについてご発表いただきました。
森口育子顧問からは、「インドネシアにおける地域看護コーディネーターの現状」についてご発表いただきました。
森口顧問は兵庫県立大学在籍時に10年間・3期にわたり、インドネシア・南スラウェシ州にて地域看護推進プロジェクトを実施されました。森口顧問はコロナ禍を経て4年ぶりに南スラウェシ州を訪問され、プロジェクト終了10年後の成果をご自身の目で確認されました。
1期では、インドネシアの地域看護関係者が、プライマリヘルスケアを基盤とした日本の地域保健と地域看護の発展過程と現状を学んだ後、同州タカラール県をモデル県として、州内にネットワークを構築していきました。日本からはJICA海外協力隊員や兵庫県立大学の大学院生らが南スラウェシ州にて活動・実習を行いました。モデル県で活動された地域看護関係者・日本人は、現在も地域看護の実践者・教育者等として活躍されています。
2期は、1期を受けてインドネシア国内に地域看護職への期待が高まったことにより始まりました。南スラウェシ州および同州ハサヌディン大学からの要望を受け、兵庫県内にて地域看護コーディネーター育成研修を実施しました。研修員は帰国後に同窓会を結成してネットワークを構築しており、南スラウェシ州はインドネシア保健省から地域看護のモデル州として認められました。
3期では、2期で研修に参加した方々が、自らプロジェクトを持続発展するために、ハサヌディン大学を拠点としたモニタリングや、地域看護コーディネーターの研修を実施しました。
ハサヌディン大学は現在も地域看護の研究・教育を継続しており、地域看護領域には修士課程が新たに設立される予定です。インドネシア保健省は地域看護を重視しており、南スラウェシ州で先駆的に育成してきた地域看護コーディネーターは、さらに注目されています。人材育成には時間を要しますが、多くの意欲ある関係者が集まることで、プロジェクト中や終了後も持続発展することの意義深さを感じる発表でした。
スシラパウデル様からは、「コロナ禍における在日ネパール人へのICTを利活用したアウトリーチ」についてご発表いただきました。
コロナ禍においては、ワクチンや治療について在日ネパール人からスシラ様に多くの質問が寄せられ、一人一人に返答することは困難だったため、回答を動画にまとめてSNSにて配信することで、数万人のフォロワーにアプローチされました。
また、在日ネパール人を対象とした調査からは、在日ネパール人医師や看護師が医療機関へのアクセスの一助となることが明らかになりました。
SNSを活用することの可能性や、在日外国人の協力体制の重要性を感じる発表でした。
今回は、森口先生と親交のある方をはじめとする大勢の方にご参加いただき、とても賑やかな研究会となりました。
国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々にご参加いただいています。
今後の研究会にも、お気軽にご参加ください。
2024年7月20日(土)13:30~2024年度第2回定例会を開催します
下記の通り、2024年度第2回定例会を開催します。
日時:2024年7月20日(土) 13:30~16:00
開催方法:対面・オンラインハイブリッド形式
会場:KOBE Co-creation Center (約12人用)
神戸市中央区三宮町1-9-1 センタープラザビル9階 会議室1-2
担当者:黒野(神戸常磐大学)、神原(神戸市看護大学)
活動・研究報告
①インドネシアにおける地域看護コーディネイターの現状(森口顧問)
②コロナ禍における在日ネパール人へのICTを利活用したアウトリーチ(スシラパウデル)
新型コロナ感染健康万事屋相談頻出質問の回答を動画にまとめて配信して、数万人のフォローアーにリーチできた研究
③日本へ避難してきたウクライナ難民の方への生活支援の研究(神原)
少し体調が悪い、けれど病院へ行くほどではない、セルフメディケーションお助け動画など、日常生活で役に立つ動画の作成
研究会定例会への参加を望まれる方は、代表世話人黒野(riskurono★kobe-tokiwa.ac.jp) まで、
以下の内容を1週間前まで(7月13日)にご連絡下さい。(メールアドレスの★は@に修正ください)
① 氏名
② 所属
③ 参加方法:対面/オンライン
*会場での参加は、部屋のスペースの関係で12人と制限があるため会員に限らせていただきます。
できるだけ1週間前まで(7月13日)にご連絡ください。
*オンラインでの参加は会員・非会員を問いません。
世話人・黒野から1週間前に当日のURLを送付します。オンライン参加の方は当日1時間前まで受付いたします。
ふるってご参加ください。
2024年度第1回定例会「ホンジュラス共和国レンピラ農村地域における女性のコミュニティ・レジリエンスに関する発表」を開催いたしました
2024年4月13日(土)、対面およびオンラインにて2024年度第1回定例会を開催いたしました。
宮本純子会員より、「ホンジュラス共和国レンピラ農村地域における女性のコミュニティ・レジリエンス」に関してご発表いただきました。
中南米にあるホンジュラス共和国は、2020年にコロナ禍の影響に加え、ハリケーンが襲いました。
宮本会員は被災翌年となる2021年に、女性に焦点を当て、災害に対する備えに関して調査を行いました。
災害に対して各自で備えをしている者は決して多くはありませんでしたが、居住地域のリーダーが災害に対するトレーニングを受けていることから、調査を実施した地域の住民は、居住地域での備えはできている、と認識していました。
また、初等教育を修了できている者とそうでない者との間では、レジリエンスに差がありましたが、初等教育以上の学歴がある者とは差がありませんでした。
防災について検討する際は、現地の文化や考え方を理解することが重要だと改めて考える研究でした。
コロナ禍では国際地域看護に関する研究は容易ではなく、海外への渡航も困難な状況であったことから、質疑応答では現地との粘り強い連絡や情報交換、国外での倫理審査や研究協力者との協働についてもお話いただきました。
今回の発表は博士論文の発表であり、宮本会員は今年3月に大学院博士課程を卒業されました。
宮本会員の、今後の益々のご活躍にご期待ください。
定例会終了後、対面参加者は懇親会を開催し、楽しいひと時を過ごしました。
会員と国際地域看護分野の研究について熱く語り合える点は、本研究会の魅力のひとつです。
国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。
今後の開催につきましては、準備が整い次第、本HPにてご案内いたします。お気軽にご参加ください。
2024年4月13日(土)13:30~2024年度第1回定例会を開催します
下記の通り、2024年度第1回定例会を開催します。
〈日時〉
2024年4月13日(土)13:30~15:30
〈内容〉
前半:活動研究報告
「ホンジュラス共和国レンピラ農村地域における女性のコミュニティ・レジリエンスに関する発表」
宮本純子(博士論文)
後半:会員総会
〈開催方法〉
対面・オンラインハイブリッド形式
対面参加は京都橘大学にお越しください。
※アクセスの詳細は、開催前日までに登録メールアドレスに連絡いたします。
〈参加申込〉
以下のリンクよりお申込ください。
https://forms.gle/fZNKkSsLpmnoSCKi9
申込締切:4月5日(金)17時
当日17:30頃~懇親会を開催いたします。
皆様にお会いできることを楽しみにしております。