国際地域看護研究会

第1回定例会「女性の健康と水衛生環境ー南アジアの事例から」をテーマに開催いたしました

2023年4月15日に今年度第1回の定例会を開催いたしました。
岡山大学大学院保健学研究科看護学分野 コミュニティヘルス看護学領域の相原洋子先生より発表いただきました。

ネパールの水事情や、スリランカでの学校保健事情について、たくさんのデータや写真を用いてお話いただきました。
ネパールやスリランカでは女性が水くみを担っており、産後うつと水へのアクセスの関連性や、得られた研究結果を課題解決に結びつける試みについてご発表いただきました。

オンラインで開催し、研究会メンバー以外の参加者にも多くご参加いただきました。

国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。
次回は7月22日に定例会を開催する予定です。詳細が決まり次第お知らせいたします。

2023年第一回国際地域看護研究会定例会

2023年度第1回国際地域看護研究会定例会議事録 

2023年度 第1回定例会を4 月 15 日(土)10:00~11:30に開催いたします「女性の健康と水衛生環境ー南アジアの事例から」

内容:「女性の健康と水衛生環境ー南アジアの事例から」
ゲストスピーカー:相原 洋子氏 岡山大学大学院保健学研究科看護学分野 コミュニティヘルス看護学領域

南アジア(主にネパール・スリランカ)での地域保健活動や、研究から見えてきた女性の健康と水衛生環境についてお話しいただきます。活動と研究がつながっている、貴重なお話をしていただきます。
どなたでもご参加いただけます。お気軽にご参加ください。

日時:2023 年 4 月 15 日(土)10:00~11:30(講演会のみ)
開催方法:オンライン(Zoom)
参加費:無料

申し込み方法:
以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/rFBs3wvob5cMCjJv5

フォームからお申し込みが難しい方は、メールで以下の①~③を記載の上、cm21z002@guh.u-hyogo.ac.jp(竹村)までご連絡ください。
①お名前、②ご所属先、③連絡先(メールアドレス)

締め切り:4月12日(水)

20230415チラシ

【国際シンポジウム開催:再掲】2023年2月11日開催予定!「日本で働く看護師にとって魅力的な働く環境について考えようーアメリカ・カナダ・オーストラリアとの比較を通して、看護師のより良い労働環境を考える」是非ご参加ください!

2023年2月11日、国際地域看護研究会と那須ダグバ研究室の共催で、国際シンポジウムを開催します。
オーストラリアなど英語圏で働いた経験のある日本人看護師、留学エージェントのマネージャーを招き、日本の看護師の働き方や働く環境について一緒に考えます。
留学や海外(英語圏)での勤務に興味のある方にも役立つ情報がたくさんあります。ぜひ、ご参加ください。拡散大歓迎です。

【国際シンポジウム】
「日本で働く看護師にとって魅力的な働く環境について考えようーアメリカ・カナダ・オーストラリアとの比較を通して、看護師のより良い労働環境を考える」
https://nasudagba.jp/globalkango/

日本を飛び出して看護師として働くと、日本のことが客観的にみえてくることがあります。このシンポジウムでは、英語圏で働く看護師、そんな看護師を支援する留学エージェントのプロの方々を招き、日本のことについて皆で考えてみたいと思います。

【日時】2023年2月11日(土)13:00~16:00
【場所】稲盛財団記念館本館:京都大学 3階大会議室
【参加申し込み】https://forms.gle/ZtxJmcxhymF5pCiU6(対面開催・100名先着)
【シンポジウム概要・スケジュール】https://nasudagba.jp/globalkango/

第3回定例会「新型コロナ感染対策の妥当性を再検討する」をテーマに開催いたしました

本研究会の会員であり、神戸常磐大学准教授の黒野利佐子先生より発表いただきました。

新型コロナ特に感染対策が日本の政治、経済、医療、保健の観点から、各種書籍、新聞記事や国民衛生の動向と照らしながらどんな影響があったか再検討された結果を発表いただきました。
新型コロナ感染症の死亡者は 2020 年からの国際的な累計死亡率から考えても日本は欧米諸国と比べると数分の一から十数分の一程度の死亡率であるが、恐怖をあおる専門家とマスメディア報道により「恐怖とパニックから過剰な医療・非医療的感染対策による死亡が相当数あるのではないか」と問題提起をされました。
 また、現在においても新型コロナ感染症新規患者数に怯える日本の状況は、過剰な反応であり、8 億 8400 万回分のワクチンを契約した関係上、廃棄を恐れて対象年齢をどんどん下げて重症化しない若年層にもワクチン接種を実施しないとならない状況に追い込まれたように観察されると見解を述べられました。尚今回の新型コロナワクチンの副作用疑いで申請を提出された死亡者の総計は2022年 7 月 10 日までに 1780 人と、治験段階として即中断を迫られる事態についてマスメディアはほとんど明らかにしないと指摘をされました。
 非薬物的感染対策としての外出制限や人が集まる事に対しての制約は、婚姻や出産率を戦後最少まで落ち込ませ、2021 年の日本の人口は前年比戦後最大61 万人の減少と報告されています。「新しい生活様式」の影響は、貧困パンデミックで さらに住居や教育、そして乳幼児の言語認知情緒の発達にまで影響が及んでいることが報告されています。これらにより「過剰な感染対策の負の影響が大きい」と問題提起された。

黒野先生の問題提起より、多様な視点から質問や議論を行いました。

国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。

次回は2023年2月11日(土)に国際シンポジウム開催予定です。是非、ご参加ください。

2022年度第3回定例会議事録

2022第3回定例会議事録(確定版)

2022年10月1日(土)13:30~第3回定例会を開催いたします

2022年度第3回定例会を下記の通り開催いたします。

<日時>

2022年10月1日(土)13:30~16:00

<内容>

1.自己紹介(必要時)
2.活動・研究報告
1)研究発表「新型コロナ感染対策の妥当性を再検討する パート2」
(神戸常磐大学 黒野利佐子氏)
2)質疑応答

<開催方法>

Zoomによるweb開催および神戸常磐大学にて対面開催

対面参加をご希望の方は、下記Googleフォームに必要事項をご記入いただき、9月29日 (木)までにお申し込みください。

オンライン参加をご希望の方は下記Googleフォームに必要事項をご記入いただき、10月1日(土)13時までにお申し込みください。
参加希望者には、後日Zoomミーティングルームの及び会場のご案内をいたします。

Googleフォーム https://forms.gle/GwSBFRkystGZVFXP8

<問い合わせ先>

国際地域看護研究会事務局 info@gchn.jp

皆様のご参加、お待ちしております。

 

国際シンポジウム2023年2月11日開催予定!「日本で働く看護師にとって魅力的な働く環境について考えようーアメリカ・カナダ・オーストラリアとの比較を通して、看護師のより良い労働環境を考える」是非ご参加ください!

2023年2月11日、国際地域看護研究会と那須ダグバ研究室の共催で、国際シンポジウムを開催します。
オーストラリアなど英語圏で働いた経験のある日本人看護師、留学エージェントのマネージャーを招き、日本の看護師の働き方や働く環境について一緒に考えます。
留学や海外(英語圏)での勤務に興味のある方にも役立つ情報がたくさんあります。ぜひ、ご参加ください。拡散大歓迎です。

【国際シンポジウム】
「日本で働く看護師にとって魅力的な働く環境について考えようーアメリカ・カナダ・オーストラリアとの比較を通して、看護師のより良い労働環境を考える」
https://nasudagba.jp/globalkango/

日本を飛び出して看護師として働くと、日本のことが客観的にみえてくることがあります。このシンポジウムでは、英語圏で働く看護師、そんな看護師を支援する留学エージェントのプロの方々を招き、日本のことについて皆で考えてみたいと思います。

【日時】2023年2月11日(土)13:00~16:00
【場所】稲盛財団記念館本館:京都大学 3階大会議室
【参加申し込み】https://forms.gle/ZtxJmcxhymF5pCiU6(対面開催・100名先着)
【シンポジウム概要・スケジュール】https://nasudagba.jp/globalkango/

国際シンポジウムちらし

皆様のご参加、お待ちしております!

第2回定例会「フィールド調査からはじまった、ブータン王国における幸福観と健康増進方法の探索」をテーマに開催いたしました

2022年7月16日に第二回定例会を開催いたしました。

本研究会の会員であり、昨年度、京都大学医学研究科社会健康医学専攻の博士課程を卒業された瀬川裕美さんより、修士課程から博士課程の研究活動の道のりについて「フィールド調査からはじまった、ブータン王国における幸福観と健康増進方法の探索」をテーマにお話しいただきました。

修士課程ではフィールドにてブータン王国におけるNCD(主に生活習慣病)のリスクや幸福観、健康への価値観や行動について探索的質的研究を実施。結果、急激な社会の変化に伴う生活様式の変化によりNCDリスクが高まっているが、保健教育が追いついていない現状があり、NCDに関する情報不足、適切な解決方法を選択できていない。また現状を幸せだと思うという国独自の幸福観(宗教の違いを超えて存在する)により、主観的幸福観などの尺度では健康との関連性を述べることが難しい。NCD予防のための介入として、小中学校からの介入、実践的な保健教育、宗教の権威者との協働、コミュニティ単位での保健教育の実施などが示唆された。また国独自の幸福観への配慮や、包括的実践的介入の必要性も示唆された。
詳細はこちらの論文にまとめています。

Kohori-Segawa H, Dorji C, Dorji K, Wangdi U, Dema C, Dorji Y, et al. A qualitative study on knowledge, perception, and practice related to non-communicable diseases in relation to happiness among rural and urban residents in Bhutan. PLoS One. 2020;15(6):e0234257.

その結果を元に、博士課程では参加型介入研究を実施したかったようですが、プロジェクトの中止やコロナウイルスの影響など、紆余曲折あり、最終的にWHOSTEPSで得た政府の2次データを使用してよいと許可をもらい、その分析に焦点をあて以下の2つの論文にまとめています。

Kohori Segawa H, Uematsu H, Dorji N, Wangdi U, Dorjee C, Yangchen P, et al. Social and behavioral factors related to blood pressure measurement: A cross-sectional study in Bhutan. PLOS ONE. 2022;17(8):e0271914.

Segawa HK, Uematsu H, Dorji N, Wangdi U, Dorjee C, Yangchen P, et al. Gender with marital status, cultural differences, and vulnerability to hypertension: Findings from the national survey for noncommunicable disease risk factors and mental health using WHO STEPS in Bhutan. PLOS ONE. 2021;16(8):e0256811.

文化の違いへの理解や心理的測定についてより深く理解するため、現在は人と社会の未来研究院にて勤務し、健康と幸福をテーマに探索しています。

国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。

次回は10月1日(土)の予定です。是非、お気軽にご参加ください。

 

 

2022年度第2回定例研究会議事録

2022年度第2回国際地域看護研究会定例会議事録