2026年05月09日
2026年度第1回定例会を開催いたしました
2026年4月18日にJICA関西にて、2026年度第1回定例会を開催しました。
今回は、那須ダグバ潤子氏(京都橘大学看護学部看護学科准教授/本研究会代表)より、博士論文の概要をご発表いただきました。
那須ダグバ氏は、日本の看護が有する「察する文化」や関係性重視の強みを言語化しつつ、多様性を前提とした実践力を育成する教育への転換が必要であると提案されました。また、教員には看護学に加え、社会学・歴史学・文化人類学等の学際的視点が求められるとしました。
質疑では、若年世代看護師の海外志向、円安による出稼ぎ的移動、日本の一括採用・配置制度と専門職育成のミスマッチ、専門看護師の処遇問題などが議論されました。また、オーストラリアにおけるスタッフナースの柔軟な雇用制度についても紹介されました。さらに、日本では医療通訳制度の国家的整備や移民政策との連動が不十分であり、その影響が医療現場に及んでいる点が指摘されました。今後の教育課題として、異文化看護の再定義、人権教育、グローバルヘルス、ICT活用、リカレント教育、eラーニング教材整備などの必要性について活発な意見交換が行われました。
今回は、対面とオンラインで20名の方に参加いただき、活発に意見交換が行われ、充実した定例会になりました。
国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、大学学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。
どうぞお気軽にご参加ください。


