2025年11月03日
第40回日本国際保健医療学会学術大会にて自由集会および第3回定例会を開催しました
2025年11月1日(土)~2日(日)に帝京大学板橋キャンパスにて開催された第40回日本国際保健医療学会にて、自由集会および第3回定例会を開催しました。
テーマは、「在留ネパール人の健康課題とコミュニティレジリエンス」です。研究会メンバーを含む47名の方にご参加いただき、大盛況となりました。ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
国際地域看護研究会主催のこの自由集会では、本研究会代表の那須ダグバ潤子が座長をつとめました。演者は、研究会メンバーの神原咲子氏(神戸市看護大学)、シュレスタ ジョシ アルチャナ氏(特定非営利活動法人AMDA)、本研究会副代表の宮本純子氏(広島国際大学)でした。それぞれの発表テーマは以下の通りです。
・神原咲子「~日本―ネパールの看護からみんなの生活の場の多様性と包摂性を考える~」

・シュレスタ ジョシ アルチャナ「在留ネパール人の健康課題」

・宮本純子「地域・在宅看護の視点から国際看護・災害看護を考える」

ディスカッションでは、会場から複数の質問、意見があり、演者がこれにこたえる形で進みました。時間が足りず、最後に挙手してくださった方にご発言いただけず、大変申し訳ありませんでした。しかしながら、フロアからは、ネパール人のジェンダーやメンタルヘルスに関する質問、日本の制度そのものに疑問をなげかける内容もあり、在留ネパール人の健康課題に対する関心の高さが窺えたと同時に、今まさに課題が山積していることを実感しました。

今回の自由集会で皆さまからいただいたご意見、ディスカッション内容をふまえて、今後も研究会として定例会等で学びを深め、在留ネパール人の方々をはじめ、ともに暮らす人々にとって何ができるかを考え実践に繋げていきたいと考えています。
