国際地域看護研究会

2022年12月05日

第3回定例会「新型コロナ感染対策の妥当性を再検討する」をテーマに開催いたしました

本研究会の会員であり、神戸常磐大学准教授の黒野利佐子先生より発表いただきました。

新型コロナ特に感染対策が日本の政治、経済、医療、保健の観点から、各種書籍、新聞記事や国民衛生の動向と照らしながらどんな影響があったか再検討された結果を発表いただきました。
新型コロナ感染症の死亡者は 2020 年からの国際的な累計死亡率から考えても日本は欧米諸国と比べると数分の一から十数分の一程度の死亡率であるが、恐怖をあおる専門家とマスメディア報道により「恐怖とパニックから過剰な医療・非医療的感染対策による死亡が相当数あるのではないか」と問題提起をされました。
 また、現在においても新型コロナ感染症新規患者数に怯える日本の状況は、過剰な反応であり、8 億 8400 万回分のワクチンを契約した関係上、廃棄を恐れて対象年齢をどんどん下げて重症化しない若年層にもワクチン接種を実施しないとならない状況に追い込まれたように観察されると見解を述べられました。尚今回の新型コロナワクチンの副作用疑いで申請を提出された死亡者の総計は2022年 7 月 10 日までに 1780 人と、治験段階として即中断を迫られる事態についてマスメディアはほとんど明らかにしないと指摘をされました。
 非薬物的感染対策としての外出制限や人が集まる事に対しての制約は、婚姻や出産率を戦後最少まで落ち込ませ、2021 年の日本の人口は前年比戦後最大61 万人の減少と報告されています。「新しい生活様式」の影響は、貧困パンデミックで さらに住居や教育、そして乳幼児の言語認知情緒の発達にまで影響が及んでいることが報告されています。これらにより「過剰な感染対策の負の影響が大きい」と問題提起された。

黒野先生の問題提起より、多様な視点から質問や議論を行いました。

国際地域看護研究会では、看護系教員、実践家、研究者、学部生、大学院生など様々なキャリアの方々が参加されています。

次回は2023年2月11日(土)に国際シンポジウム開催予定です。是非、ご参加ください。